今回も2016年に新婚旅行で行ったカナダについて紹介していきます。今回はカナディアンロッキーのハイライトを巡ります。
新型コロナウイルスが早く落ち着き、またこのように旅に出たいですね。
前回記事はこちら。
レイクルイーズとお別れ
出発の日は朝から快晴。ビクトリア山も前日ハイキングした場所も綺麗に見えています。

前日行った場所を記してみました。

またいつかこの場所を訪れたいです。それまでしばしレイクルイーズとはお別れです。
次回来るときも変わらず美しい姿を見せてくれることを願っています。
カナディアンロッキー ハイライト
ツアーのバスがホテルに到着し、いよいよカナディアンロッキーのハイライト観光の始まりです。
カナディアンロッキー麓の道をひたすら走り、観光名所を巡ります。
クロウフット氷河
最初の目的地はクロウフット氷河です。
この氷河、昔はカラスの足のように三本指の氷河だった為、その名がつけられたのですが、現在では一番下の氷河が融解してしまい、二本指になっています。
それでもやはり氷河を間近で見ると迫力があり、綺麗な写真も撮ることが出来ました。
※こちらの写真も加工は一切していません。


ちなみに、このクロウフット氷河は元々はワプタ氷原という氷原につながっていてそこから流れ出す氷河でした。しかし、地球温暖化の影響でそのワプタ氷原が縮小してしまい、クロウフット氷河は氷原から分離してしまいました。
クロウフット氷河自体も縮小しており、上に書いた通り一番下の部分が溶解してしまったり、全体的に縮小し、1980年代には約5km2あったこの氷河の面積も、2006年までに約1.5km2にまで縮小してしまいました。
ペイトーレイク 美しいブルーの湖
続いて訪れるのはペイトーレイクです。
写真を見たことがある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
ターコイズブルーの美しい湖です。

こちらもペイトー氷河から流れ出る水によって形成された湖でレイクルーズと同じようにその水に含まれる微粒子によってこの色が生み出されています。
ちなみにペイトー氷河も他の氷河と同じく縮小を続けており、70%の質量を失ったと言われています。
カナダに来る前からこの景色こそ「これぞカナダ!」の景色だと思っていたので、見れて良かったです。
コロンビア大氷原 雪上車で氷河の上へ
続いてはコロンビア大氷原です。
こちらは雪上車で氷河(氷原)の上に行くことが出来ます。私たちも雪上車に乗っていきました。ちょうど真ん中辺りの平らになっている部分にいきます。
雪上車に乗る前にお昼を食べたのですが、普通の食事だったので割愛します笑

実際は上の写真の氷河の末端手前ぐらいまではバスで向かいます。
そこから雪上車に乗って氷河の上にやってきました。韓国人のグループと一緒だったのですが、じゃんけんで勝った方の言葉でガイドするということになり、見事日本人代表の方が勝利し、日本語でのガイドとなりました。

この雪上車のタイヤは本当に大きく、タイヤの直径は1.5mもあります。
ガイドの方のお話をもとに正確に言うと、観光ガイドではコロンビア氷原と言われていますが、私たちが降り立った氷河はコロンビア氷原から流れ出たアサバスカ氷河になります。
またまた氷河のお話になりますが、このアサバスカ氷河も例外ではなく地球温暖化の影響を受けており、年間2m~3mというスピードで後退を続けています。氷河の体積も半分程度が失われたと言われています。
現在でも氷の厚さは90mから最大で300mあると言われています。
氷河の上には水が流れており、飲むことが出来ます。1万年前に降り積もった雪が解け出たもので非常に透き通った綺麗な水です。


この雪上車での観光ですが、氷河の融解が進んでいるため、なくなってしまうとも言われております。
乗ってみたいという方はお早めに。
グレイシャー・スカイウォーク 新たな観光スポット
続いてはカナディアンロッキーの新しい観光スポット、グレイシャー・スカイウォークです。
氷河の上ではなく、深い谷の上に突き出る形でガラス張りの橋がかかっており、その上を歩いて回れます。

鹿もいました。

スノーバード氷河 白い翼を広げた鳥
グレイシャー・スカイウォークを出発し、ボウレイクへ向かう途中で翼を広げた鳥が下降しているような氷河、スノーバード氷河の横を通ります。

こちらの氷河も温暖化の影響で尾と胴体の部分が途切れてしまいました。
ボウレイク
間もなくしてボウレイクに到着です。

ボウ氷河から流れ出た水が堆積物によってせき止められて出来た湖です。
ボウレイクからはボウ川が流れ出し(流れ込んでいる川もボウ川です)、今夜宿泊予定のバンフスプリングスホテル側のボウ滝を流れ、最終的には北極海の一部であるハドソン湾に注ぎます。
ボウレイクの周辺はグリズリーが度々出没するらしく、その度に閉鎖されるそうです、、、
標高が1,950mあり、カナディアンロッキーの中で一番氷解が遅い湖だそうです。
バンフへ
カナディアンロッキー観光を終え、本日の最終目的地バンフに到着です。
バンフはバンフ国立公園内にあり、カナディアンロッキー観光の中心地です。
バンフのシンボル、カスケード山に向かって道が伸びています。

フェアモント バンフ スプリングスホテル
本日のホテルはレイクルイーズのホテルと同じフェアモント系列のフェアモント バンフ スプリングスホテルです。
古城をイメージしたホテルで存在感があります。内装も豪華でこれまた五つ星ホテルに相応しいです。

ホテルの受付です。

私たちが行った時は外装工事中でしたので、もっと見てみたいという方はホームページも併せて見てみてください。
私たちの写真は次回のホテル探検コーナーでご紹介予定です。
夕食はアルバータ牛のステーキ
ホテルに荷物を置き、夕食はアルバータ牛のステーキを食べにいきました。
脂っぽくなく、さっぱりとしていておいしいお肉でした。値段もそこまで高くなく、お手頃です。

やっぱり、綺麗な空気と綺麗な水で育った牛は美味しいんですかね?そんなことを考えていました。
レイクルイーズから続いたカナディアンロッキーの旅もこれにて終了です。次の日は朝一からカルガリー空港へ移動し、この度の最終目的地バンクーバーへ向かいます。
今回もご覧いただきありがとうございました。