今回は2016年、北海道に住んでいた際に積丹ブルーと言われる綺麗な青色の海を目指して積丹にドライブ行ったので、その際の様子を紹介します。
まずはドライブルートです。

札幌から最終目的地の神威(かむい)岬までは約2時間半の旅路です。
途中、誰もが知っている小樽運河で有名な街「小樽」とNHK朝ドラ、マッサンで有名な「余市」を通ります。
余市までは高速が通じているのですが、そこから先は一般道で向かいます。
一般道と言っても北海道の道は車も信号も少なく、東京等の都会の道と違いスムーズに流れるので高速よりもかなり時間がかかるということはないです。
ブルーの海が広がる 島武意海岸
途中、寄り道することなく、最初の島武意海岸に到着です。
※小樽等の他の街の記事は別で投稿しますね。
駐車場に車を止めて遊歩道を通って海岸に向かいます。
歩行者用のトンネルを抜けると積丹ブルーと言われる綺麗なブルーの海が広がっています。

じぐざぐの道を歩きながら写真撮影です。いやー積丹ブルーとは聞いていたけれどここまで綺麗な青だとは思いませんでした。
ハワイ等の南国の海の青とは違った深みのある青でまた違った良さがあります。


地名はアイヌ語の「シュマ・ムイ」と言う「岩の入り江」を意味する言葉に由来しており、日本の渚百選にも選ばれた海岸です。
上の写真の左に見える大きな岩は屏風岩と言います。
ちなみに、積丹は蝦夷バフンウニが有名なのですが、7〜8月が旬ということで行った時は5月で旬ではなかったので残念ながら断念しました。

源義経は北海道に来ていた?源義経の伝説が伝わる 神威岬
足早に今回の目的地、神威岬まで車を走らせます。神威岬は上のルート図でもわかるかと思いますが、積丹半島の先端にあります。
駐車場に車を停めて外に出るとものすごい風が吹いていました。正直立っているのもやっとと言った感じのすごい風です。
神威岬の先端までは「チャレンカの小道」という半島に作られた道を通って行くのですが、この道は強風の為、残念ながら閉鎖されてました。
本当にすごい風だったので安全を考えれば当然ですね。
手前の展望台から撮影しました。


岬の先に見える岩が「神威岩」と言います。
この「神威岩」は源義経に恋したチャレンカの化身とも言われています。
源義経と言えば、源頼朝に追われ平泉で自害したというのが皆さんご存知の歴史かと思いますが、その義経が実は生き延びていて、津軽(青森)から蝦夷地(北海道)に渡ったという伝説があります。
源義経は、アイヌの長に身を寄せるのですが、そこでその長の娘であるチャレンカと恋に落ちます。しかし、義経がまだ生きていることを知った源頼朝の追手は、執拗に義経に追ってきます。
その為、義経はチャレンカに別れを告げることなく、再び逃走の旅に出て行ってしまいました。その後、チャレンカは義経がいなくなったことに気付き、その後を追いかけてこの神威岬に辿り着きます。
しかし、既に義経一行は旅立っており、沖の彼方へ遠ざかったその船影は小さくなり見えなくなってしまいます。義経を失った悲しみにチャレンカは泣き崩れ、神威岬の突端から身を投げてしまいます。すると、その身体は石に変わり、神威岩となったと言い伝えられています。
その後、チャレンカの嫉妬心が女を乗せた船を転覆させたことから、岬一帯が女人禁制の地になったようです。
「神威岩」は近くで見れなかったので、リンク貼っておきます。

このような伝説も伝わる歴史ある神威岬の先に広がる海はどこか神々しい青色をしていました。
