皆さんKyashというサービスをご存知でしょうか?
実際に使用されている方もいらっしゃるかと思いますが、Kyashは決済や送金が出来るキャッシュレスサービスです。

今回はこのKyashのサービスとお得に利用する方法をご紹介します!
Kyashのサービス
Kyashには大きく分けて二つのサービスがあります。
一つ目は「プリペイドカードサービス」、二つ目は「割り勘・送金サービス」です。
プリペイドカードサービス
Kyashのサービスの基本はKyash Visaカードでのプリペイドカードサービスです。
Kyash VisaカードでVisaの加盟店でクレジットカードと同じように決済することが出来ます。
Kyash Visaカードが通常のクレジットカードと異なる点は既に所有しているクレジットカードやデビットカードをKyash Visaカードに紐付けて決済するプリペイドカードである点です。
つまり、最終的な支払いは既に所有しているクレジットカードやデビットカードで行われます。
カードの種類は「Kyash Card」「Kyash Card Lite」「Kyash Card Virtual」の3種類です。それぞれ順に紹介します。
最後にそれぞれどのカードがおすすめか私なりに紹介したいと思います。
Kyash Card
Kyash Cardは2020年2月25日から申し込み受付を開始したKyashのメインカードとなり、サイトでも一番おすすめされています。
実際に他の2つのカードに比べてポイント還元率も良く、かつ利用上限額も大きいです。

これまでのカード(現在のKyash Card Lite)に比べて以下の機能が追加になっています。
Visaタッチ決済に対応
Visaタッチ決済に対応した為、カードをかざすだけで買い物が出来ます。
セキュリティ向上
これまでのカードでは券面にカード番号、有効期限、名義情報が全て裏面に記載されるようになりました。
また、ICチップが搭載され、これまてまの磁気ストライプ読み取りによる決済と比べてスキミング等の不正に関するリスクが下がりました。
利用シーンの拡大
以下のように利用シーンの拡大が図られています。
・海外店舗での決済(これまでは海外利用はオンラインのみでした)
・一回当たりの決済上限額アップ(5万円→30万円)
・一月の決済金額上限アップ(12万円→100万円)
管理機能
以下のような管理機能が付いています。
・1回毎、月間の利用上限額を設定可能。
・利用場所をユーザー自身で設定可能。(オンライン決済のオン・オフ、海外実店舗決済オン・オフ)
・スマホ上でカードロック可能。
ちなみにこちらのカードは年会費は無料ですが、発行手数料が900円かかります。
Kyash Card Lite
Kyash Card Liteはこれまで「リアルカード」と呼ばれていたカードです。
Kyash Cardの発表に伴い「Kyash Card Lite」に名称変更しました。
還元率は0.5%とKyash Cardに比べると0.5%程低くなっています。元々は1%(登場当時は2%)だったので還元率は下がっています。

先程紹介した「Kyash Card」の機能の内、管理機能以外の機能はこちらのカードには搭載されておらず、利便性という観点からも「Kyash Card」に比べると劣ります。
ただし、発行手数料が300円と安く設定されているので、コストを考えてこちらにするというのも一つの手です。
Kyash Card Virtual
こちらはオンライン専用のカードになります。
発行手数料がかからない分、オンライン決済でしか使用できなかったり、利用上限額が低く設定(1回当たり:3万円、月当たり:12万円※本人認証されていない場合はそれぞれ5千円、2万円)されていたりと利便性を考えるとあまりおすすめは出来ないカードです。
発行手数料がかからない方が良い、基本オンライン決済しかしないし、利用金額も多くないという方はこちらのカードで良いと思います。

割り勘・送金サービス
Kyashを利用することで手数料無料でリアルタイムで送金することが出来ます。
送金したい相手のKyash IDを選択して、金額入力、送金するだけなので簡単に出来ます。お金を払って欲しい人に対して請求を送る機能もあります。
送金の金額はKyashの残高から引き落としされますが、残高が足りない場合は紐づけているクレジットカードからオートチャージも可能です!
送金自体はKyashのポイント還元の対象外となっているようですが、送金時のチャージに関してはクレジットカードによってポイント付与の対象になる場合があるので、友人間の支払いの際にもポイントを貯めることが出来ます!
Kyashを使ってポイント二重取り!
では本題のKyashを使ってポイントを二重取りする仕組みについて説明していきます。
冒頭の方でも記載しましたが、Kyashはプリペイドカードのサービスです。その為、利用するにはKyash Cardに対して事前にチャージする必要があります。
この事前チャージがポイント二重取りの肝です!
ポイント二重取りの順序は下記です。
1.クレジットカードを使ってKyash Cardにチャージ
→ポイント獲得①:クレジットカードのポイント獲得
2.Kyash Cardを使って決済
→ポイント獲得②:Kyashポイント獲得
上記のようにクレジットカードを使ってチャージすることでクレジットカードのポイントが貯まり、さらにチャージしたKyash Cardで決済することでKyashポイントが貯まるという仕組みです。
還元率1%のクレジットカードとKyash Cardを組み合わせれば2%の還元を受けられます!
ポイント三重取りも可能!
さらにさらに、使い方によってはポイント三重取りも可能です!
例)Amazonギフトカード活用の場合
1.クレジットカードを使ってKyash Cardにチャージ
→ポイント獲得①:クレジットカードのポイント獲得
2.AmazonギフトカードへKyash Cardを使ってチャージ
→ポイント獲得②:Kyashポイントの獲得
※厳密に言うとこの時点で0.5%のAmazonポイントも貯まります。
3.Amazonギフトカードを使ってAmazonで買い物
→ポイント獲得③:Amazonポイントの獲得
この場合、還元率1%のクレジットカードとKyash Cardを使うとチャージ時のAmazonポイント含めて3.5%の還元を受けられます!
二重取りの場合も三重取りの場合も一度Kyash Cardにクレジットカードを紐づけて、オートチャージの設定をしておけば、後は特に何もすることなくこのようにポイントを獲得できます。
ちなみにAmazonギフトカードもオートチャージの設定が可能です。
皆さんも是非試してみてください!
ちなみに二重取りも三重取りもですが、マイルの貯まるクレジットカードを紐づければマイルを貯めつつ、さらに他のポイントも貯めることが出来ます!
実は四重取りも・・・
そして、実は四重取りする方法もあります。三重取りの方法に加えてTポイント等のポイントカードが使える店舗でポイントカードも提示して貯めるとういう方法です。
例)楽天Payの場合
1.楽天Payに紐づけるカードをKyash Cardに設定
2.楽天Payで決済
→ポイント獲得①~③:①クレジットカードポイント、②Kyashポイント、③楽天ポイント
3.ポイントカード提示
→ポイント獲得④:ポイントカードのポイント獲得
上記の場合はなんと!4%還元になります!
クレジットカードで4%還元なんていうものはないので、この4重取りがものすごくお得なことをおわかりいただけますでしょうか?
皆さんも是非!
Kyashポイントについて
上の例でお伝えしてきたKyash ポイントについて簡単に説明させていただきます。
KyashポイントはKyashで決済した時に貯まるポイントでKyash Cardで決済金額の1%、Kyash Card Lite、Kyash Card Virtualで0.5%貯まります。
ちなみにApplePay、GooglePayで決済した場合も還元率は同じです。
Kyashポイント還元対象
Kyashポイントの還元対象は、以下の取引となります。
・リアルカード(Kyash Card /Kyash Card Lite)による決済
Kyash公式サイト
・バーチャルカード(Kyash Card Virtual)による決済
一方で還元対象外の取引は以下のようです。
・売上未確定のままのお取引
・交通機関へのお支払い(定期券、乗車券、切符、回数券、特急券などの料金)
・鉄道、バス、モノレール、ケーブルカーなど
・モバイルSuicaアプリでの購入、チャージ
・Apple Pay/Google Pay経由によるモバイルSuicaアプリでの購入、チャージ
・税金のお支払い
・ふるさと納税、税金各種
・公共料金のお支払い
・寄付金のお支払い
・金券、商品券や有価証券等の現金同等物の購入
・また金券、商品券や有価証券等の現金同等物を販売しているサイトでの購入
・郵便局でのお支払い(実店舗・オンライン)
・造幣局の販売サイトでのお支払い
・代金未回収が発生しているお取引
・本人または第三者による不正利用と弊社が判断したお取引※対象外のお取引でも「獲得予定」となり通知および表示がされますが、獲得にはなりません。ご留意ください。
Kyash公式サイト
Suicaへのチャージでもポイントが貯まる?
残念ながら以前はSuicaへのチャージでもポイントが貯まっていたのですが、改定によってそれは対象外となってしまいました。
ただし、SuicaへのチャージをKyash Cardで行った場合、Kyashポイントは貯まりませんが、クレジットカードのポイントは貯まります。
通常はSuicaへのチャージはVIEWカードでのチャージでしかポイントは貯まらないのですが、Kyashを使うことでVIEWカード以外でもポイントを貯めることが出来ます。
Kyashポイントの月間付与上限
ポイントに関して、是非気を付けていただきたいのがKyashポイントには月間の付与上限があるということです。
毎月1日から起算して12万円を超えた取引に関してはKyashポイントが付与されません。
その為、月間の決済額が12万円を超える可能性がある方はご注意ください。
※Kyashポイントは貯まりませんが、紐づけているクレジットカードのポイントは貯まります。
Kyashポイントの有効期限
Kyashポイントの有効期限は最終購入日から180日です。
これだけではわかりにくいと思うので、解説させていただくとKyashで決済した日から180日が有効期限ですが、その間にKyashで決済をすればまたその決済日から180日後が有効期限になりますので、180日以内にKyashで決済している限り、実質有効期限はありません。
Kyash利用不可の店舗
KyashはVisaカードが使える店舗であれば基本的には使えるのですが、その仕組み上、以下の場所では利用することが出来ないのでご注意ください。


結局どのカードを選べば良いの?
個人的にはメインカードとして使用するのであれば「Kyash Card」、サブ的なカード尾として使用するのであれば「Kyash Card Lite」をおすすめします。
発行手数料が900円かかるものの①基本機能が他のカードより充実している点、②利用上限額が大きい点、③セキュリティが高い点の3点からメインカードとして利用する方は「Kyash Card」が適していると思います。
なによりも、メインカードとして使う場合はそれだけ不正利用のリスクも増える為、通常のクレジットカードと同じICチップに対応していることが重要だと思います。
一方で、サブカードとして利用する場合は決済金額もそこまで大きくならないかと思うので、発行手数料900円をかけるよりはKyash Card Liteで良いんじゃないかと思います。
Kyash Card Virtualに関しては利用可能額も少なく、本人認証なしの場合はさらにその額が少なくなってしまうのと、オンライン決済に限定される為、私としてはあまりおすすめはしません。
それぞれのカード同士を比較できるように一覧にしましたので、カード選びの参考にしていただければと思います。

まとめ
Kyashは歴史としてはまだまだ浅いキャッシュレスサービスですが、これまで紹介してきたようにとてもお得なカードとなっております。
これまでクレジットカードのポイントのみを貯めてきた方はKyashのサービスを使ってひと手間加えるだけで、ポイントを今まで以上に貯めることが出来ますので、普段のカード利用が多い方程、検討していただきたいサービスです。
皆さんもお得にキャッシュレス生活を送りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!